反射炉ビヤ(静岡県)

Published On: 2019年8月13日
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ビール造りの伝統と革新

 

8月は静岡県より反射炉ビヤをお届けいたします!

醸造所がある伊豆韮山は、1857年に反射炉が完成し、1864年まで実際に大砲が鋳造されていました。

江戸時代末期、伊豆韮山で代官を務めた江川太郎左衛門英龍は、清(現在の中国)沿岸地域で1840年に勃発したアヘン戦争への危機感から、国防のために鉄砲を鋳造する反射炉が必要だと提言し反射炉が建設されたそうです。
この韮山反射炉は、日本に既存する唯一の反射炉として、2015年7月にユネスコの世界文化遺産に登録されました。

その韮山反射炉の目の前で製茶業を運営してきた蔵屋鳴沢が、明治時代、良質な湧き水を利用して日本酒を製造する酒蔵を、そして、韮山反射炉を訪れる観光客をもてなすために茶店を開店しました。

1994年に酒税法が改定されると、小規模業者でもビール市場に参入できるようになった為、「美味しいビールを提供すれば、韮山反射炉を訪れる多くの方々にさらに喜んでいただけるのではないか。」そう考えて創設されたのが、反射炉ビヤだそうです♪

また、「反射炉ビヤ」の名前は、未来を見据えて新しいものを取り入れた太郎左衛門の見識への敬意をこめて表現させたものとのこと。
1種類1種類のビールの名前にもそれぞれこだわりがあり、伊豆韮山の歴史を感じることのできるビールをお楽しみに♪
クラフトビールの醍醐味である、まずは色と香りを楽しんでから、そのあとに舌と喉でじっくりと味わってみてください♪

反射炉ビヤよりお届けするビール

太郎左衛門

アルコール度数:5%
英国産マリスオッターとクリスタルモルトを使用した正統派のイングリッシュペールエール。
スムースな苦みと余韻の香りが奥深い味わいには、草や土の香りが融合しており、太郎左衛門の深みのある人物像が重なり合っています。
「太郎左衛門」とは韮山反射炉の建造を立案した伊豆の代官で、日本で初めてパンを焼いたパンの祖とも呼ばれている、多様な取り組みを行った伊豆の偉人、「江川太郎左衛門」の名にちなんだ、反射炉ビヤのフラッグシップビールです。

頼朝

アルコール度数:5%
イングリッシュホップを使い、伝統に立ち返って製造したブラウンポーターのスタイル。
キャラメルやチョコレートの香りを実現するために、チョコレートモルトの選定にこだわってレシピを仕上げた黒ビール。
東国の武士・豪族を次々と味方につけ、平家を打ち破って鎌倉幕府を築いた源頼朝。その政治的手腕と人材掌握力によって築き上げた先進的な組織幕府の形態は、約700年後の王政復古の大号令まで存続しました。
この「頼朝」は、英国ブラウンポータースタイルの黒ビールの伝統、ほのかに甘い香りが残る長い余韻といった存続性を目指す意図で名づけられました。

早雲

アルコール度数:5%
米国クラフトビールの定番であるアメリカンペールエール。
米国産のホップに由来する柑橘系のフルーティーな風味を持ち、爽やかな心地よい苦味が特徴的なスタイルです。
反射炉ビヤのフラッグシップである「太郎左衛門」のイングリッシュペールと飲み比べることで、それぞれの美味しさを味わっていただくことが可能と考え、2015年より定番ラインナップに加わったビール。
個人でビールを製造し、米国でクラフトビールを普及させたホームブルワー(※)たちへの敬意を、一介の素浪人から伊豆・相模全域を領有する戦国大名となった下克上の代名詞でもある北条早雲の名に表しました。
※日本国内においては、家庭でのアルコール度数1度以上の種類の醸造は法律で認められていません。

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